れおなちずむ

素粒子物理、量子計算、機械学習、計算機科学とかの話をします

Weyl spinorの計算ノートを公開します

こんにちは✨れおなちです

ここ数か月Weyl spinorの計算ノートを作ってました。696729600番煎じだとは思いますが、せっかくなので公開します。
以下の謎の設計図共有サイトにてpdfがダウンロードできるので、参考にしてもらえれば幸いです。苦情、鉞等はこちらまで。

https://github.com/leonacism/weyl_spinor


ノートを作るにあたっては『ゲージ場の量子論〈1〉, 培風館, 九後 汰一郎』の1章と『Supersymmetry and Supergravity, Princeton Series in Physics, Julius Wess, Jonathan Bagger』のAPPENDIX AおよびBを参考にしました。いずれも場の量子論とSUSYの名著です。
不変テンソルや添字の取り決めとかは大抵いくつかの流儀があって(特にスピノルに関してはそれが多い気がするんですが)、ノーテーションはところどころ九後ゲともwess baggerとも違います。ですがきちんとノート内で約束したことは明示し、self-containedな記述になるように心がけました。ノーテーションが違うので諸結果の符号が本と違う部分がありますがまあ察してください。


所感ですが、人に説明するつもりで計算をしてノートを作るとやはり理解度がかなり違ってくる気がします。特にゼミ発表があるとかレポート課題があるとかいうわけではなかったのですが、Weylスピノルの理解が甘いなぁと常々感じていたので、きちんと1から定義をして、説明をして、計算のギャップを埋めて、曖昧なところは💖ご学友💖と議論をしたりして、ノートを作っていくというようなことに挑戦してみました(まあ日頃から計算ノートは作るようにはしてるのですが)。
この過程の中で個人的に重要視していたのがやはり「議論」で、中でもいくつか有意義な議論ができたなぁと感じたものがありました。あれは下手なゼミよりはよっぽどためになったと思うし、ああいう議論が理想的なんだなあというような成功モデルが自分の中で出来上がった気がします(ダラっとしたものもあったのでそれはそれで反省です)。

以上、よろしくお願いします。